他部署からの移動で自社製品を販売するWEB担当になりました。
既存のお客様へのご案内を考えていますが担当それぞれの意見がまとまらず時間だけが過ぎています。
例えば新商品を発売した場合にはどの様なお客様が最初に購入していただけるのでしょうか。
結論、リスクを取ることを恐れないトレンドに敏感で常に流行る前に採用するイノベーターとアーリーアダプターが対象となります。
急にWEB担当になってしまった方やこれから学びたいWEBマーケティング初心者の方にも解りやすく図解して説明しますね。
あなたの商品やサービスがどの様に普及されるのかを社会学者のエヴェリット・ロジャースが提唱する普及学・イノベーター理論を参考に解説します。
仕事柄(IT管理職)、20年程ECなどWEBサイトを運用しています。自社サイトやブログのWEB担当者に急に抜擢された方にも判りやすく確認できるように引用情報を等を同時に記載してお伝えしますね。
記事を読むことで得られる利益
商品やサービスがどの様に普及されるのか購買層の特徴を理解することで、どの層に向けて案内するべき企画なのかを急にWEB担当になってしまった方やこれから学びたいWEBマーケティング初心者の方も理解することではっきりさせることができます。
商品やサービスがどの様に普及されるのか
商品が選ばれる要素5つ
- 比較優位
- 適合性
- わかりやすさ
- 試用可能性
- 可視性
この5つの要件を満たす場合に普及が促進されるとしています。
その①:比較優位
所有している商品よりも性能やアイデアが優れている。
その②:適合性
私にとってちょうど良い。
その③:わかりやすさ
複雑すぎない、わかりやすさ。
その④:試用可能性
失敗したくないので試したい。
その⑤:試用可能性
対象物の発見のしやすさ注目度。
商品やサービスが普及する過程と5つの採用者。
どの状況になったら採用するのか?
- イノベーター
- アーリーアダプター
- アーリーマジョリティ
- レイトマジョリティ
- ラガード
次からは詳しく説明しますね。
最も早く新しいを試す:イノベーター(全体の2.5%)
最も早く新しい事象を受け入れる層。
リスクを取ることを恐れない新しい情報に対して積極的に利用し価値を感じる層。
まだ知られていないサービスや商品を採用して試す人々。
流行前に試す:アーリーアダプター(全体の13.5%)
トレンドに敏感で常に流行る前に採用する。
イノベーターとの違いは新しければ良いという訳ではなくイノベーターの動きを把握して情報収集と次の層への積極的な接点を行う。
慎重派:アーリーマジョリティ(全体の34%)
アーリーアダプターの動きを観察して意見を参考に慎重な選択を行う。
まわりが始めたから採用:レイトマジョリティ(全体の34%)
イノベーター・アーリーアダプター・アーリーマジョリティが採用したのを認識して、50%以上普及してから動き出す層。
変化を嫌う保守:ラガード(全体の16%)
保守的。ぎりぎりまで採用しない、変化に関心が無く、一般常識になるまで待つ層。
ドーナツグラフで視覚的に解説。
解説
イノベーターとアーリーアダプターを合わせた16%が流行を創り出す層ですね。
- イノベーター
- アーリーアダプター
①+②で16%
アーリーアダプター:「これいいよ!」
それを聞いた、68%が動き出す。
- アーリーマジョリティ34%
- レイトマジョリティ34%
アーリーアダプターの「これいいよ」が将来のトレンドになる。
よって、購買層の①イノベーターと②アーリーアダプター、合計16%への対策がWEBマーケティングの重要な位置づけとなる。
注意点。商品やサービスに求める目的は購買層により違うということ。
イノベーター・アーリーアダプター16%とアーリーマジョリティ34%は、
商品やサービスに求める目的がずいぶんと違う。
- 新しいことが好きなイノベーターとアーリーアダプター
- メリットばかりではなく、デメリットも知りたい、アーリーマジョリティ
アーリーアダプターからアーリーマジョリティへの、「伝達をスムーズにサポート」できるかが重要ですね。
それぞれの購買層が商品やサービスに対する反応。
購買層 | 反応 |
---|---|
イノベーター・アーリーアダプター 16% | 新しい!メリットある! |
アーリーマジョリティ 34% | デメリットあるよね。失敗したくない。 |
レイトマジョリティ 34% | みんなが使ってるから採用。 |
ラガード 16% | 消極的。 |
イノベーターが好んだものが全てアーリーアダプターに認められることでは無いので、敏感なアーリーアダプターが「何に興味を持ち情報を発信しているのか」SNS等を利用して常に把握し、理解するようなWEBマーケティングを心掛けたい。
まとめ
購買層のイノベーターとアーリーアダプター合計16%への対策がWEBマーケティングの重要な位置づけとなることを忘れない様にしましょう。
アーリーアダプターからの情報をアーリーマジョリティにどの様に伝達をサポートできるかがポイントになります。
- イノベーター 全体の2.5%
- アーリーアダプター 全体の13.5%
- アーリーマジョリティ 全体の34%
- レイトマジョリティ 全体の34%
- ラガード 全体の16%
今回は以上です。