ブログを始めるのに、「書き方」は重要な役割です。
書き方がよくないと読了率が低くなり、言い回しのちょっとした変化に対応できないことが多く、最後まで読まれることがなく離脱されてしまいます。
書き方が良いことでのデメリットは、ほぼないに等しく、事実上メリットしかありません。
この記事では読了率が高いとどう良くなるのか、読者の視点から読みやすいブログの書き方のメリットをご紹介します。
※読了率・・・最後まで読み込むこと ※離脱率・・・途中で読み辞めること
読みやすいブログのメリット
読了率が安定する。
読みやすければ、読者の読む速度も上がり、理解が早くなります。たくさん読んでいただければ一時的に言葉の使い方に不便なところがあっても、スラスラと先に進んで読むことができます。
焦って文章を詰め込み過ぎるような施策を打ってしまうこともなく、ドンと構えていられます。
- ユーザーエンゲージメントが向上する
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ブログ記事が読みやすいと、読者はあなたのコンテンツに長くとどまり、そして記事全体を読む可能性が高くなります。
あなたの記事内容に興味がある証拠であり、読者があなたのブログをブックマークし再訪する可能性が高まります。
- 信頼性と権威性の向上
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読者があなたの記事を最後まで読むということは、あなたが書いた情報に興味ある、もしくは信頼できる内容かもと考えています。
あなたが提供する情報の質が高く、あなたの専門知識を認めている証拠であり、これはあなたの発信に対する信頼と認識が強化されます。
- SEO(検索エンジン最適化)の向上
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検索エンジンはユーザーがブログ記事を最後まで読むことを重視しています。
そのため、高い読了率は検索エンジンに対するサイトの評価を向上させ、検索結果の順位を上げる可能性があります。
読者の記憶にのこる。
読みやすければ理解が進み、ブログ内にたくさんある関連記事にも読者の興味が湧く可能性が広がる状態となります。
ブックマークされれば再来訪する可能性が高まります。これは大きな強みです。
- 理解しやすい
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読みやすいブログは、言葉やフレーズ、概念が明確に伝わるため、読者がその情報を理解しやすいです。
理解しやすい情報は、記憶に残りやすいという心理学的な側面があります。
- 関心を引く
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読みやすいブログは読者の注意を引きやすく、これは情報を記憶に残すための重要な要素です。
ブログの内容が読みやすいと、読者はその情報に対する関心を保つことができ、それによりその情報を記憶に残す可能性が高まります。
- 情報の構造化
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読みやすいブログは通常、情報がよく構造化されています。
つまり、情報が明確な順序やパターンで提示されているため、読者はその情報を脳内で組織化しやすくなります。
これにより、情報が記憶に定着しやすくなります。
- 反復
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読みやすいブログは、主要な情報を効果的に反復する傾向があります。
これは読者がその情報を記憶に残すのに役立ちます。
人間の脳は反復される情報を記憶しやすいため、重要なポイントを反復することは記憶に定着させる助けになります。
読者があなたのブログに再び戻ってきたり、あなたの情報をSNSで共有したりする可能性を高め、あなたのブログ認知度や影響力を増加させることにつながります。
読者のもっと知りたいが行動のリズムになる。
読みやすい記事を書いていれば、読了率が下がる心配をする必要がありません。
適切な箇所で関連記事を紹介するだけで読者は行動してくれます。
- 行動への誘導
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ブログが読みやすいと、読者は記事全体を通じてエンゲージメントを維持しやすくなります。
その結果、記事の終わりに行動を促す(例えば、他の関連記事へのリンクをクリックする、メール購読をする、商品を購入するなど)可能性が高まります。
- 学習の欲求
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記事が読みやすいと、読者はあなたの情報を消化しやすくなります。
それはつまり、読者が新たな知識や情報を求め、もっと学びたいという欲求が強まる可能性があるということです。
- 信頼と権威
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ブログが読みやすいと、読者はあなたの情報を信頼し、あなたの権威を認める可能性が高まります。
その結果、読者はあなたのブログを定期的な情報源として利用したいと考えるようになり、それが読者の行動の一部となります。
- 共有と推奨
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読みやすい記事は、読者が他の人に共有しやすくなります。
読者があなたの記事を共有すると、それは彼らの行動の一部となり、それが他の人々をあなたのブログに引き付ける要素となります。
記事の導線追加がかんたんにできる。
読みやすい記事を書いていれば。シンプルで文章が詰まっていません。
分割したり、関連ページへの案内をするときでも不必要な装飾をする必要もありません。
導線とは、ブログ記事内で読者を他の関連記事やページに誘導するためのリンクやボタンのことを指します。
これは読者のブログ内での行動を誘導し、一つの記事から他の関連する情報へと導く役割を果たします。
- 明確なコンテンツ構造
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読みやすいブログは、記事の構造が明確であることが多いです。
つまり、どの部分が導入部で、どの部分で主要な議論が展開され、どの部分が結論かがはっきりしています。
これにより、どこに導線を追加するべきかを判断しやすくなります。
- 関連性の強調
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読みやすいブログでは、関連するトピックやキーワードが明確に示されるため、それにリンクする関連記事やページを簡単に特定できます。
これにより、適切な導線を設置するのが容易になります。
- 読者の興味・関心の理解
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読みやすいブログは、読者の興味や関心を引き付けるコンテンツを提供する傾向があります。
そのため、読者が次に何を知りたいと思うか、どのような情報を求めているかを理解しやすくなります。
これは、読者を興味深い記事やページへと導く適切な導線を作成するのに役立ちます。
読みやすいブログは記事の導線を追加するのが簡単で、これによりブログ全体のユーザビリティと読者エンゲージメントを高めることができます。
収益が発生するリンクも挿入しやすい。
読みやすい記事を書いていれば、高額な広告でもちゃんと利益を回収できる可能性もあがります。
だから、より手広く広告が打てるのです。
ブログ記事を最後まで閲覧する読者は、あなたがオススメする商品を購入したり、掲載広告をクリックしたりする可能性が高くなります。
これは、読者があなたの記事とあなた自身に関心を持っているからです。
検索エンジンの変化に強い
読みやすい記事を書いていれば、再来訪する固定ファンがいる為、検索エンジンの仕様変化に揺さぶられることはありません。
- ユーザー体験
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検索エンジンはユーザー体験を非常に重視します。読みやすいブログは、一般的にユーザー体験が高いです。
それは、情報が明確で理解しやすく、読者が求める情報を迅速に見つけることができるからです。
これは検索エンジンが評価する主要な要素の一つです。
- コンテンツの品質
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読みやすいブログは通常、高品質なコンテンツを提供します。
それは、適切なタイトル、見出し、サブ見出し、明確な段落の構成など、情報が整理されているからです。
検索エンジンはこれらの要素を認識し、評価する能力を持っています。
- 離脱率の低減
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ブログが読みやすいと、読者は記事を最後まで読む傾向があります。これは離脱率(一度の訪問でページを離れる率)を低減させ、これは検索エンジンランキングにプラスの影響を与えます。
※離脱率=バウンス率
- 時間の経過による価値
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一度作成した高品質なコンテンツは、時間が経つと更に価値を増す傾向にあります。これは「エバーグリーンコンテンツ」とも言われ、長期にわたって読者に価値を提供します。検索エンジンはこの種のコンテンツを高く評価します。
記事の管理が楽
読みやすい記事を書いていれば、無駄な文章が少ないということです。
来訪される読者に必要なことだけで構成されているので、自ずとシンプルな文章構成になります。
そうすると、記事管理の手間やそれに費やす時間も減ります。
- 一貫したフォーマット
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読みやすいブログは、通常、一貫したフォーマットやスタイルガイドに従っています。
これは、記事の作成と編集を容易にし、記事全体が統一された見た目と感じを持つことを確保します。
また、新しい記事を追加したり、既存の記事を更新したりする際の労力を軽減します。
- 分類とタグ付け
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読みやすいブログは、適切にカテゴリ分けやタグ付けがされています。
これにより、特定の記事を検索したり、関連する記事を一緒に表示したりすることが容易になります。
これは記事の管理を容易にするだけでなく、読者のナビゲーションも改善します。
- 更新の容易さ
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読みやすいブログは通常、明確な構造と流れを持っています。
それにより、情報が古くなった部分を見つけ出して更新するのが容易になります。
また、新たな情報やリソースを追加する際にも、どこにそれを挿入すべきかが明確になります。
- エバーグリーンコンテンツ
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読みやすいブログは、時間が経っても価値のある情報を提供することが多いです。
これらのエバーグリーンコンテンツは、頻繁な更新や変更を必要としないため、記事の管理を容易にします。
読みやすい記事のデメリットはある?
「読者に読みやすく整えるから記事作成数が減った」
もしそういう状態なら、検索エンジンばかりに気を取られていることの悪い面が出ています。
例えば、読者の悩みにちゃんと答えていないのかもです。
しかも、読者の意図に見合った結果を提示できていないなど。
- 情報の過剰簡略化
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記事を読みやすくするために、情報を簡略化することがあります。
これは通常は良いことですが、一部の読者(特に専門的なトピックに詳しい読者)にとっては、詳細が欠けていたり、十分に深掘りされていないと感じられるかもしれません。
- 一部の読者の離脱
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記事が非常にシンプルで、一部の読者にとっては退屈あるいは浅いと感じられる場合、一部の読者が離脱する可能性があります。
複雑な話題を深く掘り下げることを期待している読者にとっては、読みやすさが必ずしも魅力になるとは限りません。
- 個性やスタイルの欠如
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読みやすさを追求するあまり、個々の記事が一般的すぎて個性や独自のスタイルが感じられなくなることがあります。
これはあなたのブログが読者の記憶に残る要素を損なう可能性があります。
- 時間と労力の投資
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良質で読みやすいコンテンツを作成するには、時間と労力が必要です。
情報を整理し、一貫したフォーマットにまとめ、読者が理解しやすいように編集するためには、一定のスキルと時間を要します。
検索エンジンを過度に意識した書き方。これでアクセスが一時的に増えても、後に読者の読了率を落としては元も子もありません。
読者の再来訪を考えない書き方では意味がありません。
まったく検索対策を行わないことは避けるべきですが、対策する箇所を限定した上で読みやすさが犠牲になってないのであれば問題はないです。
読みやすいブログ記事の特徴
- 伝えたいことが、はじめに出てくる
- 同じ単語を使い回さない
- シンプルで認識しやすい
- 箇条書きや表を利用する
- 短く言い切れる表現
読みやすいブログ記事を書くためのルール
- 明確で簡潔なタイトル
- コンテンツの構成と概要を、見出しと小見出しで構造的に表現する
- 太字や斜体などで重要なポイントを適切に強調する
さらに、いくつかのヒントを取り入れる必要があります。
読みやすいブログ記事を作るためのコツ
- 記事作りのコツ①:
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読者の注意を引くために結論から書き始める
- 記事作りのコツ②:
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PREP法(Point, Reason, Example, Point)を用いて、要点を明確に説明する
- 記事作りのコツ③:
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文章と段落の長さを短く簡潔にする
- 記事作りのコツ④:
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箇条書きや番号付きリストで読みやすくする
- 記事作りのコツ⑤:
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行間や段落の間隔を適切に取り、余白を作る
コツを押さえることで、読者が読みやすく、理解しやすいブログ記事を書くことができます。
次回はこちらでお待ちしてますよ。
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