WordPress(ワードプレス)を導入したけど、すぐに記事を書き出しても良いのかな?
パーマリンクって判らないし後から変更しても大丈夫なのかな?
こんなあなたの悩みを解決します。
SEO評価にも重要な要素ですので「ユーザーに理解しやすく」「Googleのルールを理解して」後から変更作業がないように始めに決めてしまいましょう。
結論、WordPressを導入してすぐに記事を書きたくなる感情を抑えて、まずはパーマリンクの設定を最初に行うことです。
※パーマリンク=記事URLのこと。WordPressでは、URLスラッグと表記されています。
- WordPress(ワードプレス)を初めて設定している
- 記事内容を把握するのに時間が掛かりすぎる
- 複数人で記事を書いている
- パーマリンクの運用ルールを決めていなかった
WordPressをはじめて設定している方には、下記記事を読んでからパーマリンクの設定をおすすめします。
今から始める初心者でも理解できる。やさしく解説/WordPressブログのしくみ
仕事柄(IT管理職)、20年程ECなどWEBサイトを運用しています。googleサーチコンソールガイドラインに記載されている内容などのURL、閲覧している皆さんがより詳しく確認できるように引用情報を同時に記載しています。
- パーマリンクとは
- パーマリンクの付け方
- パーマリンクの決め方
- WordPressパーマリンクの変更方法
- パーマリンクを途中で変更するデメリットと注意点
- パーマリンクのおすすめ設定
アクセス向上のためにもWEB担当者の方やアフィリエイトなど広告を運用している方には大切な施策となります。できる限り早めに設定を行ってください。ワードプレスを使ったブログ運用ではパーマリンクを用途に応じて適切に設定することで後の運用がとても簡単にできるようになります。
パーマリンクには「/%postname%/」を選択する。(最初だけ) 新規記事を書く時には(毎回です。)「記事タイトル」を英語変換して「適切に省略して」「ハイフンで語句をつなぐ」「OK」を押してパーマリンク任意に設定して「下書き保存する」この一連の流れを最初の手順とする。
記事を書き進めていくと「自分でパーマリンクを設定出来ることが初めから判っていたら、もっとブログ運用が楽になっていたのにな」と思う時が訪れます。私もそうでした。
後からパーマリンクを変更すると積み重ねた評価が「再評価」されることになり、検索結果に影響がでることがあります。
パーマリンクの付け方(WordPress版)6つの要素に分けて解説いたします。
初期値は何が設定されているのか?
検索エンジンに負担のかからない、パーマリンクの付け方4つ
望ましいパーマリンクの決め方4つ(サイトURL構造)
ダッシュボードから行う変更手順
おすすめ設定とその理由
パーマリンク変更は最も注意が必要です。ガイドラインを確認する。
とても大切なことなので次から詳しく説明しますね。
パーマリンクとは何か
パーマリンクとは = 対象ページを判りやすく識別子で表したリンク。
スマートフォンでは意識することはありませんが、PC等でWEBサイトを閲覧しているときに上部のアドレスバーやリンクをマウスオーバーさせた時にブラウザ下部に表示される「http」から始まるURLのことです。
他のページと同一のURLは記載できませんので固定されるURLとなります。
複雑で長いリンクは運用も複雑になりがちです。簡潔で無駄を省いたURLをみれば、なんとなく記載内容が予測できる様に整えてあれば有用です。
さらに、アナリティクスやサーチコンソールなどの解析ツールで視覚的に判りやすくなります。
パーマリンク(WordPress)の初期値は何が設定されているの?
まず、WordPressパーマリンクの初期設定では自動生成される「投稿ID」が「パーマリンク初期値」となっています。
実は「自分にとって判りやすく」決めることができるんです。 「自分にとって」ですから、決まった単語や判りやすいサービス名を利用して運用できれば、複数人で記事を管理する場合や後に記事を探す手間が省けます。
記事IDだと判りにくいんですよね。特に記事を探す場合や記事同士でリンクする場合に間違って適用してしまったなんてことは何回もありました。なので皆さんには「必ず最初にパーマリンクのルールを決める」ことだけは行いましょう。
まあ、後で変更も可能なのですが、沢山の記事が溜まってからの変更はとても面倒な作業となってしまいます。読んで頂いている方にも判りやすくが基本です。
②:パーマリンクの付け方
- 区切り記号を適切に利用する
- ハイフンを利用して単語を分ける
- 簡単なURLとする
- パラメータをできるだけ含めない
パラメータを不必要に利用して「複雑なURL構成で運用してしまう」と検索エンジンに負担がかかり、記事全体をクロールすることを途中でやめてしまいインデックス登録がされないことになってしまいます。
出来るだけシンプルな構成を選択しましょう。
③:パーマリンクの決め方
- 簡素にする
- できれば意味のある単語を利用する
- 人間にも判りやすくする
- パーマリンクは日本語よりも英語で表記する
もっとも重要なことは、ユーザーがみただけで自分にとって必要な情報であるかどうかを判断できる様に語句を選ぶこと。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
引用ページ:サーチコンソールガイドライン-シンプルなURL構造を維持する
出典:サーチコンソールガイドライン-シンプルなURL構造を維持する
注意ポイント:日本語変換のURLは英語に自動変換されて表示されます。
例えば「パーマリンク設定」を変換すると
%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E8%A8%AD%E5%AE%9A
と表示され、かなりの長さのURLとなり記号の羅列では「人間にも判りやすくする」からは逸脱してしまいますね。
ブログURLの決め方で、「そもそもどうやって考えるの?」何が良いか分からないときに役に立ちます。
④:WordPressパーマリンクの変更方法
パーマリンク設定場所は左メニュー「ダッシュボード」⇒「設定」⇒「パーマリンク設定」⇒「共通設定」⇒「投稿名」を選択して「変更を保存」
⑥:パーマリンクのおすすめ設定
「投稿名」もしくはカスタム構造で「/%postname%/」を選択する。
パーマリンクを投稿名やカスタムでpostnameに変更するメリットは、将来ブログが成長して沢山の記事が作成されると必ずカテゴリを再検討したくなる記事が現れます。
最初に思っていたカテゴリよりも記事を閲覧するみなさんが「もっと詳しく知りたい。」「記事を作成した当時よりもお伝えする分野に詳しくなっている」「専門的な担当者が参加した」など従来のカテゴリから新しいカテゴリ変更をすると検索エンジンには「新しいページ」として認識されてしまいます。
もちろん今までのSEO評価も最初からとなりますので注意が必要です。
パーマリンク運用を投稿名で行っているメリットはカテゴリを記載していないので、将来の構造変更にも影響されにくい運用となります。
食品リンゴ「shokuhin/ringo」→果物リンゴ「kudamono/ringo」としたい場合。
投稿名のみパーマリンク「ringo」で最初から運用する。
また、カスタムで「/%postname%/」と記載しても同様の設定となります。
トピック名のとおりなのですが、パーマリンク設定で、
デフォルトで用意されている「投稿名」を選択した場合と、
「カスタム構造」にチェックをいれて「/%postname%/」と入力した場合で何か違いはあるのでしょうか?引用ページ:WordPress.ORGサポートフォーラム
出典:WordPress.ORGサポートフォーラム
⑦:パーマリンクを途中で変更するデメリットと注意点
従来のカテゴリから新しいカテゴリ変更をすると検索エンジンには「新しいページ」として認識します。
もちろん、今までのSEO評価も最初からとなりますので、検索順位の変動等による新規顧客のアクセス減や有益情報と、ユーザーが行っていた「ブックマーク」や「ユーザーリンク」が外れてしまいます。
パーマリンク変更は最も注意が必要です。
まずはgoogleのガイドラインを必ず読み込みましょう。
パーマリンクの長さについては、Googleサーチコンソールガイドラインにおすすめの設定方法が記載されています。
サーチコンソールの「一般的なガイドライン」では、「シンプルな URL 構造を維持する」と表記されています。詳しくは下記を参照ください。
特に複数のパラメータを含む URL など、過度に複雑な URL は、サイト上の同じまたは同様のコンテンツを表す多数の URL を不必要に作成し、クロールの際に問題が生じることがあります。その結果、Googlebot で必要以上に帯域幅を消費したり、サイトのすべてのコンテンツをインデックスに登録できないことがあります。
引用ページ:サーチコンソールガイドライン-シンプルなURL構造を維持する
出典:サーチコンソールガイドライン-シンプルなURL構造を維持する
カスタムでの運用は、以下のような細かく管理を行いたい場合に最初に検討しましょう。
- 複数人等で投稿管理を行いたい場合。
- カテゴリを付けて運用したい場合。
- 大規模ブログを想定した場合。
パーマリンクでアンダーバーはおすすめできません
検索エンジンでは、パーマリンクでアンダーバーの利用はおすすめできません。
単語と単語を「_(アンダーバー)」で記載すると繋がった認識となります。
アンダーバー=一意の語句として認識される。
例:「word_press」→「wordpress」
ハイフン=個別な語句として認識される。
例:「word-press」→「word,press」
どうしてもパーマリンク変更を行わなければならない場合には「リダイレクト」を行うことで対処しましょう。
[WordPressでリダイレクトを行う方法]
まとめ
WordPressパーマリンクの付け方と決め方(URLスラッグの初心者おすすめ設定)
- 英語表記する。
- 単語の繋ぎにはハイフンを利用する。
- 人間にも判りやすくする。
- 意味のある単語を使う。
- 「投稿名」もしくはカスタム構造で「/%postname%/」を選択する。
出来るだけ記事の少ない時期にパーマリンク運用を考えましょう。
補足:WordPressの初期設定が完了してない方へ
当ブログでは、【やさしい】WordPress初期設定ガイド(ロードマップ付き)にて、初心者に分かりやすいWordPress初期設定4つを紹介しています。